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陽動戦術ドクトリン
陽動戦術ドクトリンとは陽動を用いた攻撃方法です。
戦場及び戦争全体での2方法の提示をしてみたいと思います。

1.1 戦場での陽動方法

ここでは騎馬などを使って戦場後方に小部隊を展開して陽動をかける狭義の意味での陽動について解説したいと思います。

上記はある戦場の一コマですが、緑枠の騎馬4が上の方で固まっています。これは何をしてるかというと
敵側の騎馬1の後方撹乱を撃退するために動いてるものです。
このように後方で騎馬が敵の医務投石に攻撃すると見せかけ敵の騎馬をひきつけるのが陽動任務となります。
目的は「敵を引き付ける事」です。敵を潰す目的ではありません。
この戦場での後方撹乱は成功したケースです。騎馬1に対し敵騎馬4を下の主戦場から引き離してます。
これにより敵方は1-4=3騎馬の損失をしています。
このように敵を複数ひきつけることが目的ですので戦う必要はありません。
戦場での敵後方で医務・投石を攻撃するような「振り」をすることが大切です。
ダメージを受けても回復してくれる味方はいないという状況ですからね。
そういった意識をしっかり持ってる人を選んで任務を任せましょう。
陽動にかける人員は3名程度を1部隊もしくは2部隊を出し、どうすれば敵を混乱させることが出来るかをしっかり考えておきましょう。
敵が混乱しやすい目標は医務です。なるべく陽動の最初の攻撃は医務と投石の間に入れればベストとなります。
また2部隊出す場合は敵の後方から2方向で別れ行うのがベターです。
敵をどう分散さすか?味方の前線にかかる敵の圧力を軽減するためにしっかり動いてもらいましょう。

逆に敵が同様の後方撹乱を仕掛けてきた場合は落ち着いて対処することが肝心です。
団茶に無駄に流される情報に惑わされず、後方に敵が来た場合は何人なのかを確認し
それに対して最適な数の騎馬をが送るのが指揮者の仕事です。しっかり対応をとりましょう。
後方撹乱の目的は敵の混乱ですからそれに乗るのは一番の下策です。
うかつに敵の陽動に乗って移動してる騎馬を見つけたら注意を早めに出しましょう。

槍などが複数余っているのなら敵の陣内で決起させ投石を潰れるまで叩かせるのも一つの手です。(浸透戦術ドクトリン参照)

2.戦争全体での陽動

さて戦争全体での陽動について考えてみたいと思います。
戦争全体というのは例えば敵のB村に対し別働隊で攻撃を掛け、敵の戦力をB村に集めさせ、本隊は本命のA村に攻撃をかけるといった具合に
戦場自体を陽動として使うということです。

陽動を掛ける場合一番大事なのは目的をはっきりさせておくことです。
成功例は指揮戦闘法ドクトリンを見てください。(孫悟空さんの箇所です)
ここに書いてあるように敵の作戦心理、村の配置から敵の行動を拘束してしまうのが陽動作戦の成否を左右します。
失敗した例で布袋の例を挙げますが、敵村ハーニャンに対し多数の騎馬のみで決起し、敵の決起を誘いました。
ここまではまあいいのですが、その後、騎馬隊は本命の敵村ウォンサンに移動しこれを攻撃しました。
しかし敵の移動時間などを考えておらず、衝車は3台のみ。敵はハーニャンから移動し、未決起の部隊が
ウォンサン下で決起し挟撃されて壊滅ということになりました。
作戦時間を考慮してなかったのもありますが作戦目的が理解してなかった為に陽動自体失敗となった例ですね。
「作戦目的はウォンサンを落とすこと」というのは勿論作戦を考えていた人はわかっていました。
ただウォンサンを落とすための作戦時間は○分でその為に衝車は×台いるというように考えないといけないのですが
敵をハーニャンで決起さすという陽動の方のみを考えすぎたために失敗ということになりました。
陽動を成功させるには△人の騎馬がいる、それだと出せる衝車は□台と考えたのだと思います。
逆ですね。作戦目的は落とすことなのだから作戦時間内に落とすのに必要な衝車台数は絶対に必要です。
落とすのに必要な衝車を確保すれば陽動自体が不首尾に終わるというのならそもそもその作戦自体が間違ってるということになります。
つまり作戦目的はわかっていても理解できていないという結論になります。

大黒での例も挙げてみたいと思います。
第二次天華戦争でのことなのですが、この時天華側、ばなな側双方とも3団だったかと思います。
天華側は開始直後に15人程度の部隊をそれぞれの団から一部隊づつ計3部隊出しました。
それぞれの部隊はばなな側の朝鮮にある村を主体にばなな村前で決起し、攻撃を開始しました。
が、この部隊は各個撃破されました。
作戦を主導したのは天華だったのですが作戦目的は敵を決起さしハーニャンで3団の軍を集めて敵を迎え撃つというものだったみたいです。
「だったみたい」というのは結局わからなかったからですw
作戦を立ててもそれの連絡が不徹底の為にこういう事態になりました。
結局残存部隊で集まったもののその時にはぼろぼろの状態で惨敗でしたね。
天華側での陽動で私が知ってるのは他の2団のうちの風雲は陽動部隊は壊滅、武商は落とすと聞いていたのでそれに合わして
衝車も出し予備部隊も出してこれも壊滅。
そもそも陽動として15×3=45人も出してその目的が「敵を決起さす」という時点でどうかという作戦ではありましたが。
費用で言えば200M近くかけて目的がそれかいと事後笑いましたけどw
このときの天華側のIN数は120-140程度です。1/3を無駄死にさしてそれが決起さすためだけってのはわかりませんね。
ま、何が言いたいかというとどれだけ素晴らしい作戦を立ててもそれを周知徹底、少なくとも指揮クラスにはしておかないと
なんの意味もないということです。誰でも頭の中では最高の作戦を思いつけます。
それを実現できるかどうかそれをどう準備し実行するかが指揮者の腕、ということですね。

以上の「作戦目的を理解する」「作戦の実効性・連絡」という点を踏まえて以下、陽動について書いていきます。

陽動は何のためにかけるか?時間稼ぎです。本命の目的を達成するために必要な時間を稼ぐことです。
また敵を分散させ効率よく本命の戦場で戦うために行うものです。
例えば双方IN50として陽動を15でかけ、敵が25を投入してくれば本命の戦場ではこちら35、敵25で戦うことが可能となります。
そして陽動をかける場合、必要なのは敵がなぜ決起するのか?という心理を読み、決起しなくてはいけないように持ち込むことが大切です。
簡単な例で言うと敵はA村に集中しておりB村は防護戦力が0とします。こちらとしてはA村を落としたいから
A村にいる敵戦力をB村に移動させたい。そこで陽動を掛けるわけですがB村に対し極端に言うと
15人全員衝車で突っ込みます。こうなると相手はB村で決起し、排除しない限りB村は落ちます。
このように敵に選択肢が決起するしかないというように絞っていく陽動をかけましょう。
時間稼ぎの場合はどれだけの時間が稼げるかを最低限で見積もり、それに合わした戦力配分を心がけましょう。

また決起せずに未決起のままでも陽動は可能です。
例えばA村B村に敵が25づつ未決起で待機してるとします。
この時、こちらの未決起20をB村前に配置します。
そしてA村にこちらの残り30を配置します。
A村でこちらが決起、敵も決起するとします。このときお互いの戦力は30対25で5こちらが上です。
B村はこちらの戦力20が待機してるのでうかつに動けません。
もし動いたら即決起する構えを見せ、敵25をB村で釘付けに出来ればA村では有利に戦闘を行えるでしょう。
敵が10ほどA村に動かせばB村の戦力数は20対(25-10=15)となりますのでこちらと有利となります。
これも立派な陽動となります。

陽動は様々なバリエーションが考えれます。嵌れば大勝利は確実ですが失敗したときのセーフ案も考えておきましょうね。
例えば例に挙げた布袋の場合で言えばハーニャンで決起したものの敵が決起しなかったらどうするか?ということを考えておくということです。
陽動が成功した場合失敗した場合どちらになっても勝ちが見える作戦が最上の作戦となります。