|
機動防御ドクトリンの解説です。
このドクトリンでは部隊を自村周辺に配置し、急速移動し村の防衛を行うというものです。
@トクチョンA陽泉の二パターンで解説していきます。
@トクチョン機動防衛作戦
トクチョンの周辺図です。@ABの赤丸はそれぞれの初期部隊配置位置です。
部隊はそれぞれ15名程度で予め編成をしておきます。 

トクチョン部隊配置図です。上の図で赤丸は敵が決起されると思われるポイントです。
赤丸123の各地点に部隊は位置してください。
防衛は1部隊がトクチョン右 2部隊がトクチョン左 3部隊がヨンフンの村の中に待機で分かれ配置してもらいます。
それぞれの12部隊員は戦争時間までに部隊長を中心に陣形を組んで待機してください。
1-1 トクチョン右に敵が来た場合
敵が右方向(ハムン方向)に集結して来た場合、1部隊は道を封鎖してください。
その間に2部隊はトクチョン上の抜け道(青線移動)を抜けてハムン方向に回ってください。
(緑は移動前の位置)
3部隊はヨンフンから出て決起もしくは道を塞いでもらいます。
3部隊が揃ったところで決起指示が出ますので12部隊はそれに従い決起してください。
(封鎖してる医務は騎馬投石が決起した後方に移動し、決起してください。)
3部隊は封鎖指示の場合は封鎖もしくは決起指示が出た場合は決起してください。
1-2 トクチョン左に敵が来た場合

敵が左方向(ピョンソン方向)に集結して来た場合、2部隊は道を封鎖してください。
その間に1部隊はピョンソン経由で左側(青線移動)へ抜けて回ってください。
(緑は移動前の位置)
3部隊はヨンフンから出てトクチョン右で待機してください。2部隊が押された場合後詰で待機してもらいます。
3部隊が揃ったところで決起指示が出ますので12部隊はそれに従い決起してください。
(封鎖してる医務は騎馬投石が決起した後方に移動し、決起してください。)
3部隊はは決起指示が出た場合は決起して援護に向かってください。
1-3 トクチョン左右両方に敵が来た場合

敵が左右方向(ピョンソン・ハムン方向)に集結して来た場合、2部隊は道を封鎖してください。
3部隊はヨンフンから出てもらいます。
13部隊が揃ったところで決起指示が出ますので13部隊はそれに従い決起してください。
(封鎖してる医務は騎馬投石が決起した後方に移動し、決起してください。)
敵1部隊を撃破した後以下のとおり移動してください。

3部隊の騎馬は3’の地点で待機。他の1部隊全員と2部隊の投石医務はトクチョン左に移動してください。
移動が完了したら2部隊は敵の部隊の後方(ピョンソン方向)に移動し背後を封鎖してください。
そのあと、敵2部隊の戦力が強力な場合2部隊には決起してもらいます。その場合指示します。
以上です。
左下、右上の抜け道から来た場合は敵も少数しか展開できない上に封鎖も簡単なので撃退は容易です。
問題点は部隊の移動と展開を如何にスムーズにできるかが勝負となります。また指揮官の情報収集能力と判断の早さが問われます。
A陽泉機動防衛作戦
陽泉の周辺図です。@ABの青丸はそれぞれの初期部隊配置位置です。
赤丸ABCDは敵の決起予想位置です。
部隊はそれぞれ15名程度で予め編成をしておきます。
緑色の線は抜け道です。

敵が少数来た場合は団茶報告後部隊長の判断で決起してください。
敵の大部隊の攻撃があった場合は決起せず、味方の来援を待って決起してください。
陽泉は広く防護力もあるので慌てないように。
防衛は1部隊が陽泉下 2部隊が陽泉上 3部隊が陽泉左に待機で分かれ配置してもらいます。
4部隊は予備部隊として邯鄲待機。
それぞれの1234部隊員は戦争時間までに部隊長を中心に陣形を組んで待機してください。
基本ライン2部隊であたることを考えてますが相手戦力が薄い場合は 移動した部隊長が調整して決起させてください。
(1部隊だけ決起のような形に)
2-1 陽泉下から敵が来た場合

敵が下方向(邯鄲方向)に集結して来た場合、1部隊は陣形を組んで未決起で待機。
その間に23部隊は1部隊の集合地点に移動してください。
(緑は移動後の位置。以下同じ。青線は移動経路。緑の線は抜け道)
2-2 陽泉上から敵が来た場合

敵が上方向(石家荘方向)に集結して来た場合、2部隊は陣形を組んで未決起で待機。
その間に13部隊は2部隊の集合地点に移動してください。
2-3 陽泉左から敵が来た場合

敵が左方向に集結して来た場合、12部隊はそれぞれ地点に移動して陣形を組んで3部隊は未決起で待機。
合図があり次第決起して攻撃を開始。
2-4 陽泉右から敵が来た場合

敵が右方向に集結して来た場合、12部隊は村の右にて陣形を組んで未決起で待機。
敵が移動してきて敵を平地に出さない地点で投石により潰していきます。
それぞれの騎馬隊長は右側のどこに抜け道があるか把握しておくこと。
また3部隊はDの後ろに回って陽動or攻撃を担当してもらう場合もあるので注意のこと。
陽動の場合は相手を叩くのではなく相手の騎馬を前線から後方に戻すのが主任務であることを理解しておくように。
掃討戦に移ったら、がしがし叩いてください。
以上です。
陽泉は4方向に開いてます。ここで上下左で予め布陣をし、わざと攻めにくい右方向を空けそこから攻めてこさすのが狙いです。
またこちらの狙いが外れて上下左方向から来ても集団で当たれる方策も提示してあるので混乱を最小限に収めることができます。
なおここに書いてるのは基本方針です。総指揮を取る人はこれ以外のパターンについても考えておきましょう。
例えば@トクチョンの場合で敵が左右から攻めて来た場合に右方向だけで自軍より上回る数で来た場合は右からのみ来た場合の
1-1で対応する、など細かい点についてもパターン表を作って考えておきましょう。
この作戦をとる場合は敵をどう誘導するかを考えてそれぞれの村の地形に合わせて配置・展開を考えてください。
その際、無理なくできるか?という点が大切です。いきなり準備もなくやってもできません。
全体で動く練習をしていないとこの戦法は使えないので部隊移動の練習は必須です。(模擬戦ドクトリン参照)
また作戦を必要以上に複雑にしてしまうと混乱の元なので出来る限りシンプルにするようにしましょう。
|
|